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ブックローン出版
グループ:Book
ランキング:585885
価格:¥ 1,365
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発売日:1995-06
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今回はセレスティーヌがお姉さん
(2007-11-07)
ガブリエル・バンサンの著書と初めて出会ったのは話題の処女作『アンジュール ある犬の物語』でした。嗚呼、何て著者のデッサンは複雑な描写でもなく柔らかなどちらかと言うと線の少ないデッサンなのにこんなにも物語るものがあるのだろうか…そして言葉数が少なくとも、それ以上に与えられるものがあるのです。バンサンさんの自在な線が描く世界は何て美しいのか、まるで描かれたもの全てが動き出してしまうのではないかと思ってしまうのです。此方の『アーネストがころんだ』では、何だか少しお姉さんなセレスティーヌと何だかちょっぴり子どもっぽいアーネストオジサンのお話です。ジェローム兄さんの結婚式に呼ばれ、朝早く沢山の荷物を両手に持って電車に乗るため二人は急ぐのですがさぁ大変!アーネストが転んで鼻をぶつけ血がダラダラ。セレスティーヌは急いで薬局でお薬を貰ってくるのですが、血を流すアーネストを好奇の目で道行く人達が見ていくのです。そこでアーネストはまるで子どものように不貞腐れてしまうというお話です。可愛い娘のセレスティーヌ、今回はまるでお姉さんのようです。いつも深い愛情で接し続けたアーネストとその愛を一心に受けてきた捨て子だったセレスティーヌの素敵な関係だからこそ、こんな風に日々を営む事やお互いを思いやる事ができるのだと思います。本当に血の繋がり以上に大切な素敵な繋がりを持っているアーネストとセレスティーヌが大好きです!!色彩豊かな淡い柔らかな水彩タッチと確かな優しさと愛に溢れた眼差しと表情が愛を物語っています。私事ですが私自身、父親や家庭環境に恵まれない家庭で育ったもので…捨て子だったセレスティーヌにこんなにも一心に愛情を与え、心配するアーネストオジサンが本当に素敵でその表情や仕草を見ているだけで何だかとても微笑ましく羨ましかったです。二人の優しさにまた少しだけ元気づけられました。本当にありがとうございました

