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角川春樹事務所
グループ:Book
ランキング:98406
価格:¥ 966
発売日:1999-10
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カスタマーレビュー ![]()
光瀬龍のジュブナイルSFの基本パターン
(2008-03-16)
粗雑だが、正義感あふれる主人公が、ひょんな事から事件に巻き込まれ、その渦中で自分の果たすべき役割を見出し、迷いなく行動することで事件を解決に導く。すべてが終わった後、主人公は、事件を通して係った親しき者との別れを惜しみ、明日に思いをはせる。
眉村卓と異なり、非日常的な出来事に巻き込まれるケースが多く、「侵略もの」と「異世界もの」の2つに大別される。前者の代表作が「暁はただ銀色」、後者の代表作が「夕ばえ作戦」。光瀬龍には珍しい、日常SFの佳作は「明日への追跡」。
非常に好きな作家であり、ジュブナイルSFイコール光瀬龍と言いたいくらい、耽溺している。けれど、作品トータルの質としては、眉村卓に軍配を上げざる得ない。アイディアは素晴らしい。「この列車を止めろ!」など、大人向けにリライトしてはどうか、という作品が多い。しかし、勢いにまかせて書いている部分があり、そこが好きなのだが、作品の質を問われるとつらい。でも好きなんだ!
「少年少女むけ」SFタイムスリップ小説のさきがけ
(2005-07-19)
「百億の昼と千億の夜」で、哲学と物理学をおりまぜた難解で壮大な世界を描き、
また一方で動物や昆虫への慈しみをこめた観察記「ロン先生の虫眼鏡」を執筆、
そのミクロからマクロへの世界観は、SFファンに「時の支配者」と言われた光瀬龍氏の、
少年少女向け小説の傑作。
氏のもうひとつの得意分野である「歴史小説」と20世紀からタイムスリップしてきた少年たちの冒険には、テレビドラマ化された昭和40年代の少年少女たちの心を虜にしたと今では伝説のように語られている。
(自分はその当時生まれていなかったので、熱気を感じられなかったのが残念だ)
長年古本屋で探すしかなかったものだったが、ハルキ文庫で復刊。
時代背景、まだ素直な気持ちをまっすぐに表すことの出来る少年が主人公で通用した当時の物語なのと学生向け雑誌に連載されたこともあって、
今流行のジュニア向け小説とは趣が違うが、
それは抜きにして「歴史物」「少年たちのがんばる姿」を単純に楽しんでほしい。
悩み、戦い、人々を助けて成長する、という「単純明快」な感情と
忍者たちの作戦と未来から来た少年たちの知恵との決戦がおもしろくて、読んでいる今が何月何日なのかを忘れてしまうだろう。
タイムスリップ、戦闘とそして恋
(2004-02-19)
主人公は普通の少年です。偶然入手したタイムマシンによって、江戸時代に
タイムスリップしてしまいました。
そこでは、風魔忍者隊が地元民と戦闘をしていました。
少年は、現代の知恵をもって武器を作り、風魔と戦います。
風魔の頭領の妹は、はじめ少年と激しく争いますが、偶然現代へタイムスリップします。
そこで、少年とその妹に優しくされ、敵意をなくし、さらに少年にほのかな
恋心を抱くようになります。
再び江戸時代へ少年と、頭領の妹はタイムスリップ。
妹は、兄に頼んで、なんとか争いを止めようと努力しますが・・・
中学生向き小説なのに、大人にラストシーンにじわりとこさせるものを持っています。
全ての男性にお勧めです。
30代の方におすすめ
(2003-01-19)
私は現在35歳ですが、今でも大好きな本です。中学校の時に夢中になり、以来20数年この本のファンなのです。偶然にタイムマシンを手に入れた少年が、現代の(と言うにはちょっと古いのですが)文明の利器を利用して、江戸時代の悪者に立ち向かう、というストーリーは確かに時代を感じさせる内容であり、「リアリティ」を求める人には陳腐に思われるかもしれません。でも現代の疲れた中堅サラリーマンには意外な元気をくれるものです。30代の皆さん、この本には皆さんが中学生だった頃の「空気」を感じさせる「何か」があります。読んで「少年時代」にタイムスリップしてみませんか?共に収録されている「暁はただ銀色」もおすすめです!

