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角川春樹事務所
グループ:Book
ランキング:68968
価格:¥ 580
発売日:2000-05
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カスタマーレビュー ![]()
まさに興奮の連続!
(2006-05-13)
ハードSFを読む醍醐味とはまさにこれだ。小松左京は凄すぎる!
言わば知性を持ったコンピューターであるHE2(開発者であるエンドウヒデオが名前の由来)はAE(人口実存)である。そのAEを乗せた探査宇宙艇が35年以上の歳月を掛けて、“SS”と呼ばれる謎の超巨大人口天体へ遂に到着した。人類が初めて遭遇する地球外生命体とのコンタクトは早い段階で訪れた。そればかりではない。そこには他にも様々な地球外生命体が集合しており、互いに“SS”を探査・接触を試みていた。だが、あまりにも深淵なる謎が依然として立ち塞がる。
このvol.2には、人類が一切登場しない。全編、“私”というAE(人口実存)が遭遇する未知世界での驚異の体験だ。vol.1では、地球の科学者たちからHE“彼”と呼ばれていたAE。開発者エンドウ ヒデオのイニシャルと同じだ。さらに言えば、遠藤と悲運の別れ(死別)をした妻のアンジェラ遠藤のイニシャルはAEということになる。この二重の意味を持つイニシャルこそが、この作品のテーマの象徴になる予感がする。
面白いのは、HE2(2は二代目の意味)が宇宙航行中に自らのアイデアで、六人のVP(仮想人格)を開発したこと。それぞれのミッションを役割分担させた方が、“私”自身の負担が減るというの理由なのだが。クリス、アスカ、エド、ベアトリス、デイヴ、フウ、というそれぞれ六人のVC(ヴァーチャル・キャラクター)にはそれぞれの個性があり、まるで人間の宇宙船乗組員の活躍を見るようだ。そして、船長とも言うべきHE2の的確な判断や素早い指示も実に見事。
次から次と接触する地球外生命体とのコンタクト場面の連続には、とにかく興奮する!

