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パラダイム
グループ:Book
ランキング:87390
価格:¥ 903
発売日:2002-11
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水月 迷心 設定解説ファンブック (JIVE FAN BOOK SERIES)
カスタマーレビュー ![]()
遠野物語のような世界
(2005-12-08)
ゲームをプレイしてノベルで読んでみるとやはり遠野物語を基に作られたような話だなと思う。マヨイガから、古くから伝わる伝承まで、まるで民俗学の小説を読んでいるように思えた。
でもそこに恋愛が入れば、まったく異なる物になっていた。エロゲーと言うジャンルで、伝承と併せてやろうとしたのにはまったく凄いと思う。
ノベルでもそれを遺憾なく、十分発揮しているのだから本当に凄い。
本編を理解する為の一つの参考書
(2005-02-13)
水月本編は普通に進めても20時間以上掛かる文章量があります。その長編ストーリーを解体し、本編を三田村氏自身による、かなり突っ込んだ解釈等を加えて、それを200ページ程度の小説に再構築されています。
解釈に対する是非はあると思いますが、本編で未消化なまま終わっている以上、こういうのもアリかなと概ね好意的に受け止めました。ただ、ストーリーのオチや和泉ちゃんに対する扱いはやや看過し難いものがありました。
作者の記憶違いなのか、意図的なのかは判りませんが、一部の設定が異なっています。一つ挙げると庄一が雪さんの事を“雪ちゃん”と呼んでいます。本編をプレイしているとかなり違和感が残ります。逆に日本人と山の民の起源に関しては本編で語られた仮説に沿っていました。
約200ページの関係上、アリス・マリア・鈴蘭のちっちゃい組の出番は一切ありません、そして恋愛過程といった描写はほぼ皆無です。4つあるエッチシーンのうち2つは唐突な印象を受けるし、あとの2つもそこに至るまでの過程は簡単なものです。ただ、雪さんのシチュエーションは本編にありそうでなかったものだけに興味深いものでした。時間軸の変化が激しく、事前に把握していないとストーリー対しに混乱するように思います。ヒロインとの親睦も含めてこの小説単体で読むのは少々厳しいでしょう。
本編で明かされなかった点を解釈する上での副読本としてみれば価値を見出せると思います。ただし、本編のライターであるトノイケダイスケ氏の意図と一致するかどうかは判りません。この小説の後に出版された水月VFBで、トノイケ氏はコラムや小説を執筆されましたが未消化の部分に関してはそのままでした。これがトノイケ氏のファンに対する答えなのでしょう。
F&C公認ではありますが、あくまで一つの解釈とみるべきであり、水月の二次創作であると受け止めるのがベターであると思いました。
雰囲気がいい。
(2003-10-22)
原作やったことないので比較とかは出来ませんのであしからず。
まずは雰囲気がいいです。伝承とか、言い伝えとか、とかくはっきりしない不思議な感じ。
ストーリーは、やや不満といえば不満(ヒロインの関係で)。しかしまぁ、それでも結局は納得できた。多分ハッピーエンドだし。
でもこれ一冊じゃとてもじゃないけど理解不能ではないかと。なにやら難しい話とか結構出てきてます。どうせならファミ通文庫のやつ(ストーリーがちがう)も一緒に読むことをお薦めします。ま、こっちのも小難しいことに変わりありませんが。
最後に、栞がまた良かった。いまのところマイベストです。

