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アイテム詳細

池田 清彦
小浜 逸郎
橋爪 大三郎
吉田 司
井崎 正敏
小谷野 敦
八木 秀次

洋泉社

グループ:Book

ランキング:153120

価格:¥ 756

発売日:2003-07

通常2〜4週間以内に発送

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カスタマーレビュー

「再考」という表現に違和感有  (2008-06-08)
オムニバス形式のため、名前の知れた知識人の方それぞれの意見を比べな
がら読めるかなと思って購入したものの、あてが外れた。むしろ紙幅の都
合からなのか薄い内容で思い思いに書いているので、ある程度戦争責任に
関する議論に興味のある人だったらだいたい知っている内容とスタンスで
ある。「天皇の戦争責任についてどんな意見があるんだろう」というよう
な人、天皇の戦争責任についてあまり知らない人が興味で読むのには良い
かもしれない。

『天皇の戦争責任・再考』の「再考」の意味がよくわからなかった。目新
しい、現代的な視点からの再考を期待しての購入だったので、肩透かしを
くらった読後感である。

ちょっと変わった本ですね  (2004-04-04)
7人の著者の中に知った名前がいくつかあったので、興味あるテーマなので購入しました。全員で合議したのでなく、別の著者の考えを批判してたりしてちょっと変わった本ですね。
私が一番共感を覚えたのは、最後の吉田司さんの文章です。未知のライターですが、ナルホドと思わせてくれました。これを読むだけでも視野が広がるでしょう。

中庸=ラディカル?  (2003-09-16)
小谷野氏の著書ではないが、こんなことを思う昨近である。日本の過去の全否定、全肯定の両極端を回避するのは難しいことなのだろうか?その際、魚の小骨のように喉に刺さるのが、天皇をどう考えるかという問題に尽きるのは、日本の敗戦後から今日まで変わっていないはずなのだが。天皇なき保守に比べた天皇制護持平和主義?の嘘っぽさは、日米合作の戦後の物語であるからで、立場を超えた脱神話化こそ必要だ。小谷野論文のアメリカ日本学の政治性と日本国内のアカデミズムの関係など、踏まえておくべき論点は多い、と書きながら、私自身、この本を古本屋で手にとったのだけど。洋泉社新書、いい問題提起がときどきある、頑張ってほしい。

編集部が読んで欲しかった人には読まれないだろう。残念。  (2003-08-05)
天皇の戦争責任なんていう、もう、一時代も二時代も前の問題を取り上げた本書は、残念ながら空振りに終わったか? 今では、リベラルと言われるであろう執筆者達の中と半端な地味さが反って、本書の内容を最後の処で救っている様に感じる。崩れかけた論壇で大向こうを張っている某や某らが執筆していない事が幸いしたのだろう。

でも、9.11のテロに対してさえ切実さなんてコレぽっちも感じることのできない私達にとって、この種の問題提起は何を取り上げても同じなのでは。
編集部の、それでもなんとか現実の時代状況に引っ掛かろうとする努力はかろうじて無駄にはなっていないと思う。問題の本旨とは別のところで色々と楽しめる内容になっていると思うから。

これまでの論争史を序文にまとめよ  (2003-07-09)
7人の著者によるオムニバス。タイトルを一見すれば、出版社が論争的な本を意図したのがわかる。立場を明確にしない小谷野敦と八木秀次(後者は一般的に免責論者と見られている)を除けば、池田清彦、井崎正敏、小浜逸郎、橋爪大三郎、吉田司ら大半の論者は「天皇に戦争責任はあった」という立場だ。しかし、これは特に耳目を引く意見なのだろうか?私の推定だが、日本国民の大半は「戦後の政治的都合によって免責されたが、先の大戦で昭和天皇に戦争責任はある」と考えているのではないか?右派と位置付けられる石原慎太郎や西部邁ですらそうなのだから、特に驚くべきような説ではない。

なんだか既知の説で埋められているような感覚に襲われるのは、この論争を十分に意義付けることが本書でできていないからだろう。現在に至るまでの主流の説はどちらだったのか?あるいは天皇の責任を論じることにこれまでどのような障害があったのか?これらについて編集者は十分にページを割いて序文で触れるべきだった。もちろんそのような個所が無いわけではないが、不充分でかつ寄稿者の論考との接続が悪い。

でもこういう野心的な企画への意欲は評価する。