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洋泉社
グループ:Book
ランキング:49341
価格:¥ 1,575
発売日:2004-08
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カスタマーレビュー ![]()
「アメリカが最もバカだった8年間」で完結編を
(2008-10-06)
著者が日本人なので偏見なくアメリカを語ってくれてます。こういった本は少ないのでは? かつアメリカ在住なので描写はリアルだし、内容もバラエティーに富んでいて飽きません。
ただ、本書を読んだのが「アンチ・ブッシュ」と声高に謳っていたムーア監督が実は裏でブッシュとつながっていた(それどころかお友達だった)事実が露呈した後だったので、結局アメリカって真実より利益を優先する国なんだよな…と白けたのも事実。
今読んでも、まったく古びていない。スミからスミまで面白い。
(2006-12-03)
とにかく町山の本は面白いんだから、未読の人はツベコベ言わずに読みなさい。町山の超インテリジェントな話芸に乗せられてクスクス、ゲラゲラ、イヒイヒ笑っているだけで、アラ不思議、あなたにも第一級のインテリジェンスが身につきます、パン・パン・パパン・パン!
本書がレポートするのは00年後半から04年夏ごろまでで、だから副題にある「アメリカが最もバカだった4年間」とは、言うまでもなく第43代米国大統領ブッシュの1期目のこと。民主党ゴアを制した(?)疑惑の選挙に始まり、9・11、イラク攻撃という狂騒、そして並行して進む国民への思想的締め付け、言論の窒息という、新世紀の幕開けにふさわしい、世界を巻き込んだ米国ゲキドーの4年間だ。
本書の初版が出た04年9月6日には、ブッシュvsケリーの選挙戦の帰趨はまだ明らかではなかった。その、まさに戦いの渦中で本書を出版したということ自体、町山が傍観者的な正確さよりも、反ブッシュの筋を通してマイケル・ムーアらに連帯の挨拶を贈ることを優先したと見るべきだろう。
え? そんならモー終わった話じゃん、って? チッ・チッ・チッ・チッ…キミもまだケツが青いね。これはゲンザイなんだよ。今、この世界の話なんだよ。そして未来の話でもあるのだよ。
とにかく悪いことは言わない。すぐ本屋に走れ!…って、ここ本屋だった(笑)。
面白くて真面目
(2006-10-21)
面白かったです。そして意外と(失礼ながら)真面目な本でした。まず、アメリカの激動の4年間を、リアルタイムで書いてあるのがいい。そして筆者が大新聞、大テレビのサラリーマン記者じゃないので、自分がおもしろいと思ったネタを提供しているのがいい。ゴシップネタも満載。ただし、この本のいちばんの読みどころは、アメリカのマスコミが、いかにやすやすと、政府の宣伝部隊になってしまったか、を描いた部分だと思う。一般人以上に打たれ弱かったマスコミ、おいおいアメリカ大丈夫かよ、という著者の嘆きが聞こえてくる。でも流石ですよね。その嘆き方にユーモアと愛がある。とにかくどこかに笑いを見つけていこうぜ、という姿勢がいい。この姿勢こそアメリカから得たものじゃないのかな。情報源としても有益だし、暗い絵もかなりあるわりには、読後感はからっとしてる。いい本だと思いました。
今のアメリカがよくわかる。好きな国だけに非常に心配
(2006-04-27)
マイケル・ムーアの華氏911が公開される前の2000年から書かれていますが、非常にこの映画と通じるものがあります。というより、アメリカがヤバイ国であることはもはや常識になってきたということでしょうか。この本ではイラク戦争とは別にベトナム戦争のトンキン湾事件のでっちあげをあげていますが、それどころか、真珠湾もやらせだったことももはや事実として知られていますから、別にアメリカはブッシュのせいで狂ったわけではなく、もとからトンデモナイ国であるわけです。
ブッシュになって特に悪くなったのは、巨大企業達の台頭でメディアが食われてしまい、ジャーナリズムが死んでしまったこと、ゴアとの投票の操作や国民を欺き、貧しい兵士と罪のないイラクの人々を殺したことです。
ただ、僕がアメ車とジャズの大ファンで、見る映画はやっぱりアメリカ映画が80%、さすがにマクドは食べませんが、アメリカに対してヤバイ国だけど好き、というところが、著者の町山さんと通じるものがあります。町山さんは、オークランド(犯罪多発地域らしい)に住んでいて娘をアメリカ人にするらしいのでアメリカ好きは僕の比ではないのでしょう。だからこそ、いまの状況が許せないという気持ちが強くベースにあるところが、この本がただのネタ本と違うところです。
911以降のアメリカ
(2005-08-10)
TBSラジオの火曜日昼のコラムを担当する町山氏が、911以降のアメリカをルポした。もっとも、本人には、最初はそこまでの認識はなく、だからこそ、きわめて自然なルポとなっている。
アメリカは、自由の国として認識されていたが、911で変わってしまった。その噂は、いろいろなところで囁かれていた。しかし、実際に、アメリカで生活しないことには、その変化は実感として、理解できない。幸い、バブル期にサブカルチャーの編集者として一時代を築いた町山氏が、その変化するアメリカに暮らしていた。本書は、町山氏の実感に基づく、アメリカの変化のルポである。
この本を読んで思ったのは、同じような変化が、日本でも起きているのだろう、ということだ。しかし、日本にどっぶりとつかっている者には、その変化がわからない。日本に暮らす日本人以外の者が、おそらくその変化を、一番、わかっているのだろう(町山氏がアメリカ人でなかったからこそ、アメリカの変化を実感として理解したように)。

