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Alubomulle Sumanasara

サンガ

グループ:Book

ランキング:27840

価格:¥ 735

発売日:2008-05

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カスタマーレビュー

家庭教育の大切さ  (2008-09-02)
マナーやルールを重視するのはマニュアル主義と呼ばれる。仏教用語の「戒(禁)取」や「身見」が対応する。「戒取」は、自分のしている事が一番正しいと思う考え方である。聖典や経典の言葉に執着することも、マニュアル主義になるだろう。法律文書を自分たちの都合に合わせて解釈する官僚国語などもこれに該当するに違いない。「身見」は、自己中心の考え方である。これらは、仏教では「世間法」とも呼ばれる。

それに対し、正しい生き方を教える道徳や倫理を重視する立場は、徳治主義と呼ばれる。仏教用語の「出世間法」の入り口に対応する。道徳や倫理の躾けは、私の子供時代ならば、家庭教育や地域教育の役割だった。現在はモンスター・ペアレントという言葉が意味するように、家庭教育から失われている。日本テーラワーダ仏教徒としての日本人の役割には、その復活もあるのではないだろうか。

少々難しかった。  (2008-08-07)
スマナサーラさんの
怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書) (サンガ新書)がとても面白かったので、
こちらも読んでみました。

まず、とっても難しかった。
「怒らないこと」は「怒る」という普段から自分が接している
感情に対することなので、
比較的(実践が)「難しい」と思いつつも
読み進めることが出来ました。

今回は内容自体が難しかった。
4章まではとても難しく、5章になって
やっと少し理解できるようになりました。

スマナサーラさんは人間は必ず死ぬもの、
生きるとは苦しいこと、
そうわかっていればすべてそのまま受け入れることが出来るのに、
どうして人はみな、あたふた、どたばたするんだろう?と
簡潔にいうと、そういうことが書いてあります。

たとえば「癌です」といわれて、七転八倒するのではなく、
「ああそうですか。では、現在ある治療法で最善を尽くしましょう」
それでいいじゃないか、と仰っています。

スマナサーラさんご自身腹部に手術の跡があり、
そこが痛むので病院に行ったら
「そういうこともあります」といわれたのだとか。

で、「あ、そうなんですか!」と納得し、
それ以来、痛いとも思わなくなったんだとか。

とどのつまり、「こだわる」ということが
どれだけ悪影響を及ぼしているのか、ということが
よく分かりました。
難しくて、そしてこだわるな、常に死につつあるのだ、
などということに「ごもっとも」とは思いつつ、
私は到底まだそのレベルには達することが出来ません。

でも、この本を読んだら、今まで小さなことを
気にして気に病んでいたことが少しバカらしくなりました。

内容も難しいし、実践することはさらに難しいですが、
でも心に留めておくことは必要だと思います。

一読をオススメします。

「我は死につつある」こと  (2008-05-17)
モラルの欠如や年々増える自殺者、凶悪犯罪となにかと問題がおおい昨今だ。閉塞感をテーマにとりあつかった本や報道の数が、問題の多さを象徴している。本書は、単純明快に閉塞感を浮き彫りにしている。

それはつまり、人間の間違った認識が苦しみを生み出しているという考えである。間違った認識とは、本書のタイトルにあるように情報の捏造「あべこべ感覚(パパンチャ)」あるいは「顛倒」のことだ。

まず、やってはいけない顛倒とは「常住」、「楽・善」、「我はいる」、「身体はきれい」という4つの顛倒である。それぞれの顛倒に「概念の顛倒」・「心の顛倒」・「見解の顛倒」がおこる。

さらに、人間がいかに非論理的であり得ないことを期待しているかについて、長老は5つに分類している。「生まれないこと」「老いないこと」「病まないこと」「死なないこと」「憂い・嘆き・苦しみ・悲しみ・悩みがないこと」だ。
お釈迦さまは
「かなわない期待を持つことが、すごい苦しみです」「年をとることや老いること自体は、本当は『苦しみ』ではありません。『老いないように』との期待こそが苦しみなのです」(p131)
とおっしゃったそうだ。

長老も、
「(上記は)生命の本質です。逃げることはできません。これらが『嫌だ』ということは、いわば魚が『泳ぎたくない』というようなものです」(p135)
とおっしゃっている。したがって、生命の本質に抗おうとする近頃のアンチエイジングブームには危険を感じる。

最後にあべこべ感覚に対する、処方箋は「生きるとは死につつあることだ」(p184)と知ることだ。道元禅師も、「生と死というのは、同じ意味です」(p184)といったそうだ。死と生に一線を画してしまう私たちは、死を極端に恐れる。だが、死ぬことは生きることの延長なのだという教えは安らぎを持たせてくれるだろう。

「勝利の道」へようこそ  (2008-05-14)
蛍光灯の点滅を見ることができないように、
映画の一コマ、一コマのセルを感じることができないように、
自身の身体の変化、代謝を感知することはできません。
とにかく、漠とした日常の思いに気づきます。
なるほど、「あべこべ」に思い込んでいるのです。
「ものごとをありのままに知る人こそ、成功します。
ありのままに知る方法を教えるお釈迦さまの道は『勝利の道』と名づけられます。」