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日経BP企画
グループ:Book
ランキング:520202
価格:¥ 1,575
ポイント:15 pt
発売日:2002-04
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レビュー(Amazon.co.jp)
???新潟出身の著者は、早稲田大学在学中の昭和48(1973)年3月から52年3月までの4年間、同郷の縁で故田中角栄元首相の東京・目白台の私邸で書生として暮らした。その4年間とは、前半は田中が総理大臣を務めていた時期(昭和47年7月〜49年12月)だが、4年目の昭和51年夏にはロッキード事件の刑事被告人として逮捕、拘留、保釈され、「天国から地獄を経験した」激動の時代であった。
?「書生」と呼ばれる住み込み学生や、お手伝いさんを合わせて10人以上抱える田中邸には、朝早くからケタ違いの数の来客がある。書生たちも朝のうちは広大な邸内の掃除や、来客へのお茶や茶菓子の用意で忙しいが、田中の外出後は、大学に行ったり、余暇を楽しむ余裕もあった。
???そのような書生の目から見た田中の素顔、新婚早々だった「若奥様」こと娘の田中眞紀子、出入りしている秘書、事務員、運転手、新聞記者、警備の警官などの日常が、オイルショックや「国民春闘」などの世相とともに描かれている。なかでも、突然の逮捕となった夏の日の大騒動はリアルである。
???著者は大学卒業後、日本経済新聞社に入り、ジャーナリストとして活躍してきた。しかし、胃がんを患って手術を受け、その後5年間は抗がん剤を打ちながら仕事を続けたが、著者自身により本書を校了した2週間後の2002年1月、46歳の若さで逝去した。闘病を続けながらも、本書をぜひ書き残したいと決意したのは、著者にとって田中邸での4年間の書生生活が、人生の中で特別な時期であり、ひとつの時代の転機でもあったからだという。(加藤亜沙)

