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アトリエHB
グループ:Book
ランキング:191688
価格:¥ 2,415
ポイント:24 pt
発売日:2003-05
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http://linkmotto.com/a/asin/Books/4990121910/
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カスタマーレビュー ![]()
ぼろぼろになるまで頁をめくった
(2006-02-09)
リルケの著作の中では「マルテ」よりも後世に与えた影響は大きい。ハイデガーやアガンベンをはじめ、いろいろなところで引用される。十の悲歌よりなるが、詩歌の中でも思弁的な要素が強いせいか読みやすい。無常の存在である人間として生まれた詩人は何によって生きていくかということを問い、詩人はさまざまな委託に答えて言葉を発していかなければならないという強い宣言みたいな詩の数々。人は何を認識できるか、人の世界はどのように開かれているか、人の愛はどこに向かうべきか、そういったものに対するリルケの考え方が展開されており、良い意味で哲学的である。たとえば第八悲歌などは動物の世界と人間の世界の違いについて思いをめぐらしており、この問題意識はアガンベンの「開かれ」に通じる。とにかくいろいろな問題群をはらんでおり、それでいて読みやすい。手塚富雄の訳はもちろんのこと、注釈も絶品だと思う。詩歌の解説でこれ以上隅から隅まで読んだものは他にない。
ドゥイノの悲歌
(2003-07-04)
まず本そのものが美しいので、見た瞬間嬉しくなってしまいました。活字が大きくて読みやすいとは言え、内容は決して簡単なものではありません。人間の存在のあり方を求め続けたリルケの、苦しんだ過程と、その結果たどり着いた世界を歌い上げているのですから。でも「人間はどうして生きるのか」と悩んだ人ならば、全部とは言いませんが、彼の考えに共感出来ると思います。ドイツ語を学んでいる私には、原文が付いているのも嬉しいです。詩って、意味は訳でもわかりますが、原詩が持っている音感やリズムはなかなか伝わらないんですよね。と言っても私の音感は怪しいので、具体的な表現は出来ないのですが・・。

